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【女木島】ナビゲーションルーム(作品紹介・解説)

作家名:二コラ・ダロ(フランス)
作品名:ナビゲーションルーム
展示会期:2022~

ナビゲーションルームは女木島海水浴場周辺にあり、かつては海の家だった建物を活用した作品です。
二コラ・ダロさんの祖父が持っていた六分儀という航海や測量に使う器械や、スティックマップと呼ばれる伝統的な航海装置から発想を得て制作された架空の海を航行するためのナビゲーションシステムです。

ナビゲーションルームではオルゴールによる1月~12月に対応する全12種類のオリジナル曲が繰り返し流れており曲同士の間には架空の天体の絵が描かれ、オルゴールシート全体が銀河のように制作されています。

中央の装置はオルゴールの曲と連動して動き、天体の動きを模する3つのスティックチャート(木の棒を組み合わせた海図)と3つのディスクが交差して動き天体の動きや太陽光の減衰を表しています。

これらのプラネタリウムに加えてサイクロプス(ギリシャ神話に登場するひとつ目の巨人)のようなキャラクターと、舌を出す、口だけのキャラクター2人が物語を盛り上げてくれます。

ナビゲーション・ルームは「外の風景との融合」をコンセプトに制作されており、KSB瀬戸内海放送の取材で二コラ・ダロさんは「実際の海ではなく、自分の想像の中の旅をイメージして制作した」「外の風景と中の風景が融合して、外からの光や風で作品も変化するので、内と外の概念を取り入れた作品」ともお話をされています。

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