作家:大岩オスカール
作品名:部屋の中の部屋
展示会期:2016~
「部屋の中の部屋」は築100年以上の古民家の一室に作られた作品です。
ここには上戸(かみど)さんという方が住まれていたそうで瓦には「上」の文字があります。
部屋に入ると90度回転した6畳の和室が広がっています。この部屋の中に作家の大岩オスカールが描かれた襖絵や掛け軸の作品が飾られています。
襖絵には「瀬戸内」をテーマとして海を渡るめおん号が描かれています。
海中には島の名産でもあり、男木島と結びつきの強い生き物であるタコが潜んでいます。
タコは作家の大岩オスカールさんがこれまでにも描いてきた題材であり、2022年には新作の男木島パビリオンが公開されましたが、この作品にもタコが描かれています。
この襖絵には「西の海に陽が沈む夕方の光の中、瀬戸内海に潜む巨大なだこが現れ物語がおこっていく」というストーリーがあるそうです。
床の間の掛け軸には、ボールペンを使いシンプルな線でこの家が描かれています。
★作品は作家公式のYoutubeチャンネルでも鑑賞することができます。