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【本島】産屋から、殯屋から

作家名:古郡 弘(ふるごおり ひろし)
作品名:産屋から、殯屋から(うぶやから、もがりやから)
展示会期:2016~

「産屋から、殯屋から」は本島の甲生エリアにて公開されました。
海沿いの森の中に入っていくと、すぐに赤いてるてる坊主のような人形が無数に並んでいる事に気づきます。
人形の間には溝があり、溝の先には洞窟やお墓のようにみえる小さな空間がありました。

中に入ってみると蝋燭に火が灯され、壁面にも炎のような飾りつけが施されています。
まるで火葬場のような小さな空間で死について考えさせられる空間でした。

この作品は人類の繰り返す“生と死”をみつめ、過去から未来へつながる作品とされており
作家の古郡さんが本島で感じた空気や大地から湧き出すエネルギーを作品に置き換え表現されたそうです。

【産屋とは】
出産または産後の一定期間、産婦が生活をするためにこもる小屋や部屋。

【殯とは】
日本の古代に行われていた葬送儀礼で葬儀の準備が整うまでの間に遺体を棺におさめて置いておくこと、又はその場所。
現在も天皇や皇后など皇室の大喪儀はこの葬儀方法で行われているそうです。
この儀式には故人との別れを惜しむこと、死者の霊魂を敬い慰めることと、死者の復活を祈りながらも遺体の腐敗や白骨化を確認し改めて死を確認するという目的があります。

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