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本州から見た四国
「本州から見た四国」はトルコ出身の作家アイシャ・エルクメンが制作し、瀬戸内国際芸術祭2022の夏に展示された作品です。瀬戸内国際芸術祭の期間中に限らず、芸術祭2022会期後も恒久展示を予定されていました。
かつて宇高連絡船が発着した宇野港の向かいにある四国の形を、空中のドローイングのように、金属製のパイプ(ステンレス)を使って1本の線で描いた作品で、高さは約8m、幅は約 5mに及びます。
台風14号による破損と撤去
本州から見た四国は台風14号の影響により四国の輪郭をかたどった部分が落下し、変形してしまいました。
瀬戸内国際芸術祭の実行委員会も修復を断念し、公開から僅か2か月程で公開中止。その約1か月後である10月25日には残された支柱の撤去作業が行われました。
作品が会期中に壊れて撤去されたのは2010年に瀬戸内国際芸術祭が開催されてから初めての出来事だそうです。
しまネコ
恒久展示で多くの人に見てもらえるシンボル的な作品になる予定だったのに残念…。